ワインを美味しく飲むための、「適温」って?

他のお酒と同様に、ワインにもいろいろな飲み方や好みもあるので一概には言えないですが、

一般的に、

爽快感、清涼感を楽しみたい時は低めの温度、

香りやコクを楽しみたい時は、高めの温度

が良いでしょう。

 

温度が低いと、酸味は低温では爽快感を伴ってやや強く感じられ、切れ味の良い味わいとなりますが、

温度が高くなると、渋味や苦味、酸味は落ち着いてこなれたものとなり、複雑味やボリューム感、香りが引き立ちやすくなります。

 

ボルドータイプの、ボリューム感があり、重たく、渋みの強い赤ワインは16~18℃、

渋みが穏やかなブルゴーニュ等の赤ワインは、少し低めで14~16℃、

樽の効いたカリフォルニアやブルゴーニュのシャルドネ等の白ワインは、12~14℃、

軽く爽やかなリースリング等の白ワイン、その他甘口のものやフルーティーなロゼワインは、10~12℃

が目安となります。

 

また、清涼感を楽しみたい、シャンパーニュ等スパークリングワインは、4~10℃程度にしっかり冷やして飲むのが良いでしょう。

温度を下げることで、泡が切れにくくなる効果もあります。

なお、スパークリングワインを早く冷やすには、氷水を入れたワインクーラーにボトルを突っ込んでしまうのが一番です。

 

(酔いどれ店主)

厳選ワイン、セラー&グッズのワインスマート

ワインって、なに?

ワインは、原料であるブドウに含まれる糖分を、酵母によりアルコール発酵させて造る

醸造酒であり、単発酵酒です。

※原料に含まれているデンプンを、一度ブドウ糖に分解してからアルコール発酵させた、

清酒やビールは、複発酵酒です。

※ワインに、アルコールや甘味・香りを加えて仕上げる、ポート、シェリー、ヴェルモット等は、

混成酒に区分されます。

※ワイン等果実を原料にした醸造酒を加熱し蒸発させて、その香味成分を集めた蒸留酒は、

ブランデーです。

 

ワインの特性として、

 ブドウのみを原料として作る(水も足しません!)こと

 ブドウの品質が、ワインの味わいにダイレクトに反映されること

が挙げられます。

※イギリスや日本では、ブドウ以外の果物から作った醸造酒を、「フルーツワイン」と呼びます。

 

ゆえに、元来、ワイン醸造とブドウ作りは、とても密接な関係にあり、

ワインは、地域性を色濃く反映した農産物でした。

地域によって、栽培されているブドウ品種も違えば、

収穫のタイミングや醸造方法も、大きく異なっていました。

 

当然、それぞれ多様な個性を持ったものとなり、

ブラインド・テイスティングによって、ワインの産地を論理的に類推することも、

今より容易だったようです。

 

しかし、

同じ生産者が複数の国でワインを造り、

著名な醸造コンサルタントが、世界各地のワイナリーを指導して回り、

世界的な批評家が、ワイン価格に影響力を持つようになった

昨今においては、

 世界的にワインの味わいが画一化してきている

とも言われています。

 

私達「ワイン飲み」が、

批評家の付けたワインの点数や、ブランドイメージだけにとらわれ過ぎず、

自分の飲みたいワインを自由に選び、素直に表現していくことが、

元来ワインが持っている多様性 、それぞれの個性を守り、

より楽しい飲み物とするのに、大切なんでしょうね。

 

(酔いどれ店主)

厳選ワイン、セラー&グッズのワインスマート

ワインを自由に、楽しもう!

お酒を楽しんでいる人は、とてもたくさんいますよね。

でも、ことワインに関しては、

楽しむというより窮屈さ、不自由を感じている人の方が多い感じがします。

 

なぜでしょう?

 

必ずしも適切な例えではないかもしれないですが、

多くの日本人が苦手とすると言われる(私もですが)、

英語に対するものと同じような感覚かもしれません。

 

触れてきた時間は決して少なくない。誰でも少しは話せるはずだが、大きな壁を感じている。

I can’t speak English.

話すことができない、と英語で話す。

ちょっと、おかしな感じ。

 

ワインを飲んだことはあるし、楽しみ、味わうための敏感な五感も持っているはずなのに、

ワインのことは、知らない。

ワインは、わからない...と言う。

これまたちょっと、おかしな感じ。

(同じように、ビールのことを「知らない」「わからない」っていう人、私は見たことありませんが。)

 

なぜでしょう??

 

「ミス」や「減点」を恐れることは、ないのです。

英語も、ワインも、「試験」のためにするものではありません(キリッ

(そもそもワインは、一回も試験を受けなくても良いですし。)

もし、ソムリエやワインショップの店員が、

ワインの知識が少ない人にプレッシャーをかけたり、不親切なことがあるとすれば、

サービスレベルが低いだけ。

 

ワインの知識、ウンチク、あっても良いでしょうが、知らないと楽しめないものではありません。

ワインも、他のお酒と同じです。

いろいろなものを様々なシチュエーションで飲めば飲むほど、楽しくなる飲み物です。

ワインは、少しのマナーと、自分なりの選び方さえ身につけば、誰にでも楽しめるもの

だと思います。

 

ちょっとしたマナーを覚えておいて、

もっと気軽に、いろいろ飲んで、自分に合ったワインを見つけられる機会があれば、

きっとみんな、ワインを自由に、楽しめるはず!

 

そんな想いで、立ち上げました。

WINESMART(ワインスマート)

(そしてこの、ワイン情報&用語辞典。)

 

まだまだ足りないところだらけですが、

みなさんのご意見を踏まえて、段階的にサービスを充実させて、

ワインを楽しめる人の裾野を広げることに貢献できればと考えています。

 

オンラインショップでのワイン販売だけではなく、

ワイン会その他、リアルにワインを楽しむことができる機会も、

積極的に作って行きたいと思っています。

 

ぜひ、応援よろしくお願いします!

 

(酔いどれ店主)

厳選ワイン、セラー&グッズのワインスマート