【東京ワイン会】3月16日(土)15時-17時30分
@グリニッチミールタイム(恵比寿)


【日 時】3月16日(土)15時-17時30分
【場 所】カフェレストラン「グリニッチミールタイム」(東京・恵比寿)
【テーマ】「北イタリアの赤、バローロ・バルバレスコ・スフォルツァート飲み比べ~偉大なブドウ・ネッビオーロ~」
【費 用】1名5,000円

 

イタリアの高級ワインと言えば、「バルバレスコ」「バローロ」は有名ですよね。

いずれも、赤ワイン用ブドウ品種である「ネッビオーロ」から作られています。

 

今回は、そのネッビオーロから造られる北イタリアの高級赤ワインの「バルバレスコ」「バローロ」「スフォルツァート」の飲み比べを行います!

それぞれのテロワール(気候・地勢・地質・土壌等の条件が複合的に絡んだ、ブドウを育む生育環境)や醸造方法の違いを理解し、

みなさんの好みのタイプを見つけていただければと思います!

 

当日ご用意するワインは、以下6銘柄の予定です。


1.バルバレスコ・リゼルヴァ 2006/ テッレ・デル・バローロ
2.バルバレスコ・ガイア・プリンチペ・リセルヴァ 2006/ ロベルト・サロット
3.バローロ・リゼルヴァ 2005/ テッレ・デル・バローロ
4.バローロ・リゼルヴァ・アウダーチェ 2006/ ロベルト・サロット
5.ヴァルテリーナ・スフォルツァート 2005/ ネラ
6.ヴァルテリーナ・スフォルツァート・メッセーレ 2001/ カーヴェン

 

講師は、世界の銘醸ワインを取り扱うインポーターで、生産者をしっかり見極めて厳選していることでも定評のある

「株式会社稲葉」の小柳氏に行なっていただきます。

参加費用は、1名5,000円(当日現金でお支払いください)。

参加者は、上記ワインを通常の2割引!でご購入いただける特典付きです。
また、前回は最後に「じゃんけん大会」を行い、1名の方に当日試飲頂いたワインのうち1本をお持ち帰りいただきました!

 

ご参加を希望される方は、お手数ですがこちら宛に(←クリックしてください)、

※上記リンクからメールの送信ができない場合は、お手数ですが

  store@winesmart.jp にメールをお願いいたします。


①参加者名
②参加人数
③ご連絡先メールドレス
④ご連絡先電話番号(当日ご連絡の取れる電話番号をご記入ください)


を記載の上、ご連絡ください。

※開催場所の都合上、申込が12名となった時点で締め切らせて頂きます。あらかじめご了承ください。

シャンパーニュ~how to make~【by ariel】

はじめまして!
酔いどれ店主サポーターのarielです。

『美味しいワインを探す♥』というイイワケのもと、夜な夜な飲み歩くイケナイ主婦ですが、ワインへの真摯な愛は他人には負けません(*^^*)
このサイトで、皆様のwine lifeに、何かしら貢献できたらいいなと思っています。

ではさっそくワインのお話を( ´ ▽ ` )ノ♪

 

キラキラと輝く黄金色の液体に、繊細な泡がグラスを立ちのぼる様は、華やかな雰囲気を演出してくれますね。
私にとってシャンパーニュは、優雅でエレガントな気分にさせてくれる、特別なワインです。

 

さて、シャンパーニュってどのように造られるか、皆さんご存知ですか?

 

シャンパーニュは、フランスのシャンパーニュ地方のスパークリング・ワインです。

使われるブドウはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種のみ。

他のブドウを使うとシャンパーニュと呼べません。

 

シャンパーニュの泡となる炭酸ガスを含ませるため、二次発酵を行いますが、これを瓶に詰めてから行なう『瓶内二次発酵』も、シャンパーニュに欠かせない要素です。

 

ベースワインにティラージュ(ワイン+蔗糖+酵母の添加➡再度発酵が起こり、二酸化炭素が発生する)をして瓶詰め・ボトルを逆さまにし、ルミュアージュ(動瓶)という少しずつボトルを回転させる作業を、人の手で一本ずつ、少しずつ回転させ、二次発酵の際に出るオリを瓶の口に集めます。

オリを取り除いたら『門出のリキュール』を添加します。

この門出のリキュールの甘さによって、brutブリュット(辛口)やdouxドゥー(甘口)など、味わいが決まります。
栓を打ち、エチケットを施せば、シャンパーニュの完成です。

 

手間と時間をかけて丁寧に造られたシャンパーニュ。
キレイな泡を眺めながら、目の前のワインが辿ってきた生い立ちに、思いを馳せてみるのはいかがでしょう?

 

(ワインエキスパートariel)

ワインスマートが厳選した、至高のシャンパーニュはこちら!
Champagne(シャンパーニュ)

参加してきました!2月2日東京ワイン会【by K】

はじめまして。

酔いどれ店主の酔いどれ仲間Kです。
店主に誘われ、2/2に恵比寿のレストラン『グリニッチ・ミールタイム』さんで開催されたワイン会に参加させていただきました。

 

解放感のあるこじゃれたレストラン。
この日のワイン会のお題目は、ブルゴーニュ白ワインの飲みくらべ!
赤の飲み比べはよくありますが、今回はシャブリからマコンの主要白ワインを一気にテイスティングできる、ちょっとマニアなシャルドネ祭り(笑)

冬空に白ワインかぁと思っていましたが、なんとなんと当日は素晴らしい天気!気温も3月下旬から4月並みとポカポカ陽気で、まさに白ワイン日和!これは期待できますね。

初めての投稿は、そんなポカポカ陽気の日に行われたワイン会の感想を綴ることから始めたいと思います。

 

テイスティングしたワインはこの5種類。
①シャブリ 1クリュ ヴォグロ(2010 ジルベールピク)
②リュリイブラン V・V(2009 ヴァンサン・ジラルダン)
③プイィフュイッセ V・V(2008 ジャック&ナタリー・ソメーズ)
④サントーバン 1クリュ アンレミイ(2009 ヴァンサン・ジラルダン)
⑤ムルソー 1クリュ レ・ペリエール(2009 ヴァンサン・ジラルダン)

 

飲む前は、ムルソーとプイィに興味深々!
(なぜかというと、お値段高いから(笑))
ブルゴーニュの白をこれだけ並べて飲む機会はないので、楽しみです。
ではテイスティングを始めましょう。

 

まずは①のシャブリから。

香り。グラスに鼻を近づけると、レモンライムの鮮やかな柑橘系の香りが鼻孔をくすぐる・・・というよりも鼻孔をサッと駆け上がる感じ。
ありがちな樽を中途半端に利かせたシャブリでないことが一瞬でわかる。
そのあとにくるのは花と砕いた石から感じられる硬質感のある香り。上質のシャブリのニュアンスだ。
口に含むと・・・舌の両側に鋭い酸味を感じ、舌をきゅーっとしめあげる。これはすごい酸だ!と思いつつしばし口の中で回してみる。酸はここからが大事。残念なシャブリは酸味のあとにちょっとしたエグ味を感じることが多いが、これは違いました。
舌で感じた酸が、これまた脳天からす~っと爽やかに抜けていくようで、シャープな酸と爽快さが併存するバランスのよいシャブリですね。
かのシラク元仏大統領が、旨さのあまりにピクにお礼の手紙を書いたと言われるのも納得です。
シャブリの酸とキンメリジャンを体感したいときにはもってこいの1本でしょう。
樽をきかせていない分、生ガキはもちろんのこと、ポン酢なんかとも合いそうです。白子とかとあわせて。キンキンに冷やして鱈チリもいいな。
(でも痛風の持病をもつ私は気を付けないと・・・)

 

つぎは②のリュリィ。
リュリィは、クレマン以外はほとんど飲んだことがないので、シャブリのような先入観がありません。これは楽しみ。
色はさきほどのシャブリと比べてやや黄色味をおびていますが、淡いイエローという感じでそんなに濃くはありません。
香りはグレープフルーツ、レモンにまざって少しナッツの香り混じっていますが、素直で爽やかな印象です。

飲んでみる。
シャブリと比べて酸味は穏やかながら、しっかりとしたミネラルを感じることができます。
味わいは香りそのままに、素直で爽やかな酸味が特徴で、これは何杯でもいけますね。
さきほどのシャブリはステンレスタンク100%熟成ですが、こちらは500Lの大樽で熟成しているのでやわらかいのでしょうね。
生産者のジラルダンも「自分が求めているワインだ。またもう一度飲みたいと思わせるワインだ」と言っているそうですが、よくわかります。
夏の昼下がりに、デニムとTシャツでくつろぐ女性を思わせる、普段着の飾らないワインですね。しかし、裏を返せば飾らないということは本質が露になる・・・ということですから、このリュリィにように飾らないことこそ本当のおしゃれなのかもしれません。

 

そしてお待ちかね③プイィフュィッセ。
色からして明らかに前者2種とは異なり、黄金を帯びた少し緑がかったイエロー。
当然樽の使い方が気になります。
ブルゴーニュのシャルドネは樽をよく使用する新世界のものと比べて酸が高いため、樽の使い方が難しいとされています。
香りは、柑橘系のアロマに加えて、やはりナッツや蜂蜜といったブーケが広がります。バランスはどうか?
樽由来のブーケは色ほどには強く主張せず、柑橘系アロマと渾然一体と化した上品な仕上がり。
どうやら、樽の風味が強すぎないように新樽比率を20%程度にとどめ、2-3年使用したアリエのオーク樽を使用し、MLF、さらには8か月間も澱とともに寝かせるそうです。
なるほど!このバランスの良さと一体感はそこからくるんですね~。

味わいは、これまた美味。ねっとりとしたコクのある旨味が口中に広がります。
旨い!
料理は、クリームコロッケや肉のクリーム煮などと相性がよさそうですね。
前菜から主菜まで1本で通せそうなワインでした。

 

④サントーバン
これもリュリィ同様あまり馴染みがないワインです。
そもそも場所はどこだっけ??というくらいな感じでしたが、個人的にはなんと本日一番のびっくりワインでした。

このサントーバン アンレミィはコート・ド・ボーヌ、いや世界を代表する白ワインの銘醸地ピュリニーモンラッシェと隣り合わせで、文豪デュマをして「跪いて飲むべし」と言わしめたグランクリュ:モンラッシェとわずか数百Mの距離。しかも標高もほぼ同じという極めて恵まれた場所にある畑です。
それがモンラッシェの何十分の一の価格で飲めるというのだから驚きです。ワイン会に参加していた方が「まるで銀座と新橋ですね」と言われていましたが、まさに言いえて妙!サラリーマンのモンラッシェと言い換えてもいいかもですね(笑)

そしてかなりの期待を込めていよいよテイスティング。
バター、ブリオッシュの香りがさらに期待値をあげてくれます。
口に含むと感じるのは、まずはミネラルの硬質感。やや丸みをおびています。その感覚が持続しつつ白い花・蜂蜜・トーストなどの
気品ある味わいがおしよせます。
包み込まれるような爽やかな甘さも感じ、まさに今が飲みごろの素晴らしい白ワイン。
出汁の効いた肉じゃが、おでんなんかとあわせてみたいなと思います。
(最近、和食とワインのマリアージュにはまっています)

 

最後は真打⑤ムルソー。
言わずもがなですが、白ワインの代名詞の一つですね。グランクリュをもたないのが不思議なくらいです。ちなみに、今さらですが
本日の会費は5,000円。それで、上記4つの白ワインに加えてムルソー・1クリュ・レ・ペリエールが飲めるのはかなりお得。

とうことでムルソーに関しては、もう四の五の言わずにちゃっちゃと飲む。

2009と比較的新しいヴィンテージなので果実味がやや立ちすぎている印象はありましたが、厚みのあるボディと長く続く余韻、そして
口の中から沸き起こる至福感は他の4本と比べて明らかに別格です。熟成したら一体どうなるのでしょう??
考えただけ生唾ものです。

そういえばカミュの代表作「異邦人」の主人公もムルソーでしたね。
さしたる目的もなく殺人を犯したムルソーは、裁判官に対してその動機を「太陽がまぶしかったから・・・」って言っちゃう。
きっと彼はムルソー(ワイン)を知らなかったし、当然飲んだこともなかったんでしょうね。もし飲んだことがあれば、自分と同名のムルソーがもたらす至福感に感動して、もしかしたら悲惨な結末にはならなかったのではないか・・・という、まったくどーでもいいようなことも考えさせてくれるくらい奥深いワインでした。

 

以上、2月2日(土)に行われた、ワインスマート主催の東京ワイン会レポートでした。
ではまた、美味しいワインとおもしろいマリアージュなど、これからいろいろご紹介させていただきます!

 

(シニアワインアドバイザーK)

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